親知らずについて
このような場合には早めにご相談ください
- 親知らずの部分の歯茎が付近が痛い
- 親知らずが斜めに生えているといわれた
「親知らず(第三大臼歯、智歯)」は、一番後ろに生えてくる歯です。親知らずはまっすぐに生えてくることが少なく、横向きになっていたり、少し出てきて歯茎が腫れてを繰り返したりするため、多くの場合、抜歯した方が良いことが多い歯です。
生え方によってはそのまま温存しておくことで、いずれ移植など活用できるケースもありますが、早めに歯科医師に相談しておくことをお勧めします。
まずは当院までご相談ください
当院では難しい親知らずの抜歯も多くのケースで対応可能です。また対応が難しい場合にも大学病院との連携体制がありますので安心して受診ください。
親知らずが悪影響を与えるケース
親知らずは早めの受診をしましょう。既に痛みが出ている場合は、隣の奥歯もむし歯になっているケースも少なくありません。そのような場合には親知らずの抜歯だけでなく、隣の奥歯のむし歯の治療も必要になってきます。 その他、正しく生えてこない親知らずは口腔内に様々な悪影響を及ぼすことがあります。
何度も歯茎が腫れる
親知らずが少しだけ生えてきて、歯茎の一部を押し上げて、対合歯で噛んでしまうなどして、歯茎が腫れ上がったりすることがあります。何度も繰り返すことから、このような場合には抜歯した方が良いことが多いです。
親知らずが隣の歯を押してしまっている
親知らずは、その多くがまっすぐに生えてこず、斜めになっていたり、横向きになっていたりすることが多い歯です。そのようなケースでは親知らずが隣の歯を押してしまい、歯並び全体に影響を及ぼし、歯並びを悪くすることがあります。このような場合には抜歯した方が良いです。
親知らずが隣の歯を突き破ってしまった
横向きに埋まっている親知らずを放置していると隣にある歯を突き破ってしまうこともあります。こうなるとどちらの歯も抜歯ということにもなりかねません。正しく生えていない親知らずがある場合には定期的に歯科医院にクリーニングもかねて行くなどして、抜歯すべきかどうかを注視していく必要があります。
親知らずの抜歯
親知らずの抜歯は30分程度~1時間程度で終わります。親知らずがどういう状態で埋まっているかによって変わります。簡単な場合には普通の歯を抜くのと同様にすぐ抜けますが、歯の大部分が骨の中に埋まっていたり、歯と骨が癒着してたり、歯の根の形が複雑だったりすると抜くのにもかなりの時間がかかります。穴がふさがるまでは3ヶ月ほどかかりますし、基本的に抜いた後の骨は多少凹凸になります。専門医の治療が必要な場合は紹介させて頂きます。
抜歯の基本的な流れ
①麻酔をします
まずは麻酔を行い効いてくるまで待ちます。
②切開
十分に麻酔が効いたら切開します。
③親知らずの分割
親知らずの状態によっては分割します。
④脱臼・抜歯
エレベーターという器具で、歯を脱臼させ、抜歯します。
⑤縫合
歯肉を縫合します。
リスクなどについて
親知らずの抜歯後の痛みや腫れは2~3日がピークです。人によっては1週間程続く事もあります。あくまでリスクとしてですが、神経を傷つけるとしびれなどが起こり、長く残ることも可能性としては存在します。
※リスクを極小化するためにも、親知らずの抜歯は外科手術の得意な先生に行ってもらいましょう。
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