反対咬合=受け口の治療「筋機能矯正」(3歳から可)

放置すると顔立ちに影響も

「反対咬合=受け口」はできるだけ早めに治療した方が良いでしょう。早めに治療をスタートしたかしていないかによって、お子様が成長されたときに「見た目」も随分変わってきてしまうからです。

「筋矯正装置」という透明でマウスピースのような装置があります。 これは「3歳から」つけることができ、「5歳ぐらいまで」つけるのですが、この装置を使った約3割程度の人は、これだけで受け口が治ってしまいます

※仮にこの「筋矯正装置」で治らなかった場合、多くの場合で小児矯正に移行することになりますが、 当院では小児矯正にかかる費用から「筋矯正装置」代を差し引いた差額しかいただきませんので、 「筋矯正装置は意味がなかった」、「単にお金だけかかってしまった」とはなりませんので、その点ご安心ください。 

口唇閉鎖不全(お口ポカン)の影響

お口周りや顔の筋肉で顔つきの成長に影響も

顔には複数の「表情筋」があります。その中でも「口輪筋」は周囲の筋肉と連動しています。「お口ポカン」の状態では、口輪筋が緩み、さらに目や頬につながる筋肉も緩んで垂れ下がりますこれらの筋肉の緩みは、歯並びだけでなく、口や顎、頬の形にも影響を与えてしまいます。特に最近の食事はやわらかいものが増えたことから、噛む回数が減り、その結果、口周りの筋肉が育たず、あご周りの骨格が狭くなる傾向にあります。

お口周りや顔の筋肉のトレーニングが効果的

このことからも、成長期には矯正治療によって、お口、あご、顔面の正しい成長を促すことで、美しい顔を作り出すことにつながっていきます当院では、歯並びの改善だけでなく、「整った理想的なお顔」を育成することも大切に治療を行っています。これには、専門的なトレーニングを行い、お口周りや顔面などの筋肉のバランスを保つことが重要です

お口ポカンの検査(口唇閉鎖力検査)は保険で行えます

令和2年4月の歯科診療報酬の改定により、口腔機能発達不全症の診断項目である「小児口唇閉鎖力検査」の測定が保険適応でできるようになりました。当院では、口唇閉鎖力を測定するために、専用の医療機器「リットレメーターMedical」を採用しており、小児の口腔機能発達不全を積極的にスクリーニングしております。医療証があれば負担金なしとなります。