専門医によるインプラント治療
日本口腔インプラント学会認定 インプラント専門医
当院では「日本口腔インプラント学会認定 インプラント専門医」によるインプラント治療を受けていただけます。
インプラント治療は外科手術を伴いますが、診査・診断・治療計画等がしっかりしていれば安全で治療後も快適な口腔内環境を獲得できる優れた治療です。これらを実現するためには「インプラント治療が得意な歯科医師かどうか」はインプラント治療を成功させるためにも重要なポイントとなります。
快適なインプラント治療も、高度な技術・豊富な経験と知識に裏付けられた、精密な治療とその後のサポートがあってこそです。その点からも、日本口腔インプラント学会に認定された「インプラント専門医」の資格は、インプラントドクター選びの一つの指標にできるのではないでしょうか。
ストローマンインプラントを採用
インプラントメーカーは世界各国に無数に存在しますが、当院ではストローマン(STRAUMANN)社の「ストローマンインプラント」を中心に使用しています。
当院でストローマンインプラントを中心にインプラント治療を行っていることには明確に理由があります。
ストローマンインプラントを使用する理由
世界トップシェアのインプラントメーカー
ストローマンは世界に展開しているグローバル企業で、ストローマンインプラントは、世界70カ国以上で使用されている世界トップシェアの実績あるインプラントです。長年の研究が品質の高いインプラントを作り出し、多くの歯科医師の信頼を勝ち取っています。
ITIにより学術的な評価が検証済
ITI(International Team for Implantology)は世界最大のインプラント歯学に関する国際的非営利組織です。ストローマンインプラントはITIの協力により学術的に検証された製品を提供しています。ストローマンインプラントは長期的な臨床研究による裏付けがあるインプラントです。
10年後のインプラント生存率が95.1%~98.8%の研究結果
ストローマンインプラントは、様々なな研究で、5年から10年の追跡調査後の残存率は、95.1%から98.8%の高い範囲となっています。
・即時荷重をおこなった症例の10年の追跡結果で98.2%のインプラント生存率。
・日本での治験で条件をクリアした症例では、6-8週の治癒期間が3-4週に短縮。
・合併症を伴う部位でも骨の再生を促進。
・放射線治療を受けた患者に埋入されたインプラントの5年後の生存率が100%。
“第二の永久歯” ともいわれるインプラント
「第二の永久歯」ともよばれるインプラント。インプラント治療は、むし歯や歯周病やケガなどの理由で失ってしまった歯にかわり、噛む機能や審美性を回復するための治療です。実はインプラントの起源は古く、口の中にエメラルドの歯が埋め込まれているインカ帝国のミイラが発見されており、歯石が付着していたことから実際に使用していたことがわかっています。現在、普及しているタイプのインプラントは、約50年くらい前に開発され、改良に改良を重ねて高性能のものが、世界で使用されています。インプラントは自分の歯のように使い心地が良く、入れ歯やブリッジにあったデメリットを克服した治療方法となっています。
- 天然歯の時のように歯ごたえのあるものが食べられるようになる。
- 健康な歯を削ったり、バネをかけたりすることがなく、他の歯を傷めずに済む。
- 入れ歯のように着脱の心配が無いため、気楽に外出や旅行に行ける。
- 入れ歯のように発音に影響が出ることがない。
- 審美性も天然の歯に近いため笑顔の心配が無い。
インプラントの構造
インプラントは「人工歯根(インプラント体)」、「土台(アバットメント)」、「被せ物」の3つに分けられます。あごの骨にインプラント体を埋め込んで、骨と結合させ、その上に土台と被せ物を装着します。まるで歯が生えてきているような状態となり、自分の歯のようにしっかり噛むことができるようになります。
インプラントの部品
人工歯根
人工歯根はインプラント体と呼ばれ、顎の骨に埋め込まれます。使用されている素材は、骨と結合する性質があります。
土台
土台はアバットメントと呼ばれ、インプラント体と被せ物をつなぐ部分です。
被せ物
審美性に優れ、体にも無害なセラミックなどが使用されます。
他の治療方法との違い
インプラント治療は、入れ歯やブリッジと比べて、噛む力・審美性・耐久性に優れた治療法です。失った歯に対しての治療法として、「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」があげられますが、「入れ歯」や「ブリッジ」の場合は「保険適用」「一般の歯科医院で治療可能」といったメリットがある反面、噛む力や審美性、他の健康な歯への影響などの問題も少なからずあります。
- 入れ歯の場合は、健康な歯に入れ歯のバネを引っ掛けるため揺さぶるような力や引っこ抜くような力がかかって歯をだめにしてしまうリスクがあります。
- ブリッジの場合は、歯の抜けた部分の両隣の歯を大きく削って土台の形にし、そこに橋渡しのように連なった被せ物を被せるため、土台となる歯を傷めてしまいます。
一方、インプラント治療は保険が適用されない「自費診療」で費用が比較的高額になること、適切な審査・診断と手術が可能な限られた歯科医院でしか安全性を高めた治療ができないなどといった問題はありますが、より天然の歯に近い噛み心地が実現可能な治療法です。
インプラントのメリット・デメリット
インプラントのメリット
インプラントは、あごの骨にしっかり固定でき、他の健康な歯を削ったり、バネを引っ掛けたりしません。他の健康な歯をいためるような治療ではないことはインプラントの大きなメリットといえます。
- 自分の歯のようにしっかり噛める
- 審美性が高いため笑うことに抵抗がなくなる
- 入れ歯のバネのように他の健康な歯を傷めない
- ブリッジのように他の健康な歯を削る必要がない
- 入れ歯などのように発音に影響がない
- 入れ歯のように着脱する必要がない
インプラントのデメリット
インプラントは、治療期間が長い、保険が使えないため治療費が高額になるといったデメリットがあります。インプラントは天然の歯と比べ歯周病のような状態になると進行が速いこともデメリットです。インプラントを長持ちさせるためには、治療が終ったあとの定期インテナンスをしっかり受ける必要があります。
- 治療期間が長い
- 外科手術が必要
- 外科処置に伴う痛み・腫れ・出血などの可能性がある
- メインテナンスを怠ると歯周病のようになる
- 歯周病のようになると進行が速い
- 保険が使えず治療費は高額になる
インプラントについての調査結果
※日本口腔インプラント学会サイトより
日本航空インプラント学会によると、「あなたは、現在インプラントにどの程度満足していますか?」という調査(調査機関:株式会社コミュニケーション科学研究所)の回答は、79.6%の方が非常に満足、18%の方がやや満足と、97.6%が満足の回答をしています。
インプラント治療の流れ
相談~治療~メインテナンス
①ご相談~カウンセリング
まずは現在のお悩みをお話しいただいたうえで、治療法を考えます。治療法は複数ご提示するケースがほとんどです。また、インプラント治療には全身の健康状態の把握も大切になるため、お体全体の健康状態についてもお伺いいたします。
②口腔内の検査
口腔内の状況はお一人おひとり異なります。歯周病になりやすい方もいれば、むし歯になりやすい方もいます。インプラントの治療や、長持ちするかどうかにも関わってくるため、口腔内の状態を細かく把握する必要があります。
③事前治療
歯周病やむし歯が見つかったら、インプラントの前に治療しておく必要があります。また、やむを得ず抜歯の必要な歯は抜歯します。
④精密検査
あごの骨の状態やあごの骨の中を通る神経や血管の状態を正確に把握するため、CT撮影などの精密検査を行います。
⑤必要に応じて骨造成など
顎の骨の量が足りない場合、インプラントを埋めるスペースが確保できません。そのような場合には、骨造成などの手術を行います。
⑥インプラント埋入手術
顎の骨にインプラントを埋入します。インプラントがしっかり埋まっていることを確かめてから歯肉を戻して縫合します。インプラントの頭の部分を歯肉から出す方法(1回法)と、頭の部分を全て歯肉で覆う方法(2回法)があります。
⑦あごの骨との結合期間
インプラントがあごの骨としっかり結合するまで待ちます。
⑧インプラントの頭を出す手術
インプラントを埋める際にインプラントを歯肉で覆った場合(2回法)は、インプラントの頭を出すためにもう一度手術を行います。歯肉を切ってインプラントの頭の部分を出し、キャップをインプラントに装着します。
⑨仮歯の装着
いきなり最終的な歯を作るのではなく、まず仮歯を作ります。
⑩人工歯の装着
仮歯でのチェックが終ったら、型取りと咬み合わせの確認を行って最終的な人工歯を作ります。人工歯を装着した後は定期的なメインテナンスに移行します。
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